乾式古紙パルプ製造

日本の古紙リサイクルでは古紙のインキ成分などを除去するため、水と化学薬品を使い、古紙を泥状にして処理する湿式処理法が主流である。

湿式処理法は水・薬品などの原料代がかさばるのみでなく、高度な廃水処理技術が必要で、後期では電力消費の高い脱水乾燥処理も必要になるため、コストが極めて高く、小型リサイクル工場での導入は不可能とされる。

脱墨工程を必要としない場合、機械のみで古紙を粉砕し、異物を除去して古紙パルプを生産する乾式処理法という工法がある。

乾式処理法で作られる古紙パルプは商品価値が古紙そのままの倍近くになり、製紙原料として中国を始めとして、台湾や東南アジアなどの地域に輸出されるか、建材メーカに販売される。

日本で回収された古紙で作られるパルプは、海外では非常に高品質とされ、そのままフレッシュパルプに混ぜられ、利用されることが多い。

法改正された中国では日本の古紙が「廃棄物」とみなされるようになり、日本から古紙を直接輸入することができなくなったが、日本製古紙パルプは問題なく輸入でき、高値で取引されている。

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